スタッフが体験した過去の事例から、稀楽での生活をご覧いただけます。
こちらこそ笑顔をありがとうございます。
誕生日会で、外出をした際、利用者様に喜んでもらったことがとても嬉しく印象に残っています。利用者様が笑顔になってくれることが私達の仕事のやりがいであることにも気づきました。「何歳になっても自分の誕生日をお祝いしてもらえることが嬉しい」そんなお言葉をいただいて、胸が熱くなりました。
早く稀楽に帰りたい
ある利用者様は、いつも施設の中では気さくに私達スタッフに話しかけてもらい、元気そのものでした。しかし、利用者様が体調を崩されて、入院されることになりました。ご家族の方から「早く稀楽に帰りたい」とおっしゃっていたことを聞き、とても嬉しく思いました。私達も早く元気な姿で帰って来てくださるのを待つばかりです。
明日また遊んでね
利用者様と一緒に歌を歌うときがあるのですが、入所当初は「歌なんか歌いたくない」と私たちとも少し距離を置くような方で、なかなか歌おうとはしませんでした。少しづつ声を出されるようになり、少し笑顔がでてきたのです。その笑顔がとてもチャーミングで微笑ましいので「笑顔が素敵ですね」と声をかけたら「そんなことあるかよ」と照れていらっしゃいました。それからだんだんと周りの方とも打ち解け、私達スタッフとも冗談を言い合ったりで、大きな声で唄っていただけるようになりました。その日の最後に「明日また遊んでね」と声をかけて下さり、とても嬉しかったです。
最期まで見守る
利用者様と一緒に施設で日々を過ごし、少し元気になられたり、イベントを楽しんだり、毎日顔を見るたびに声をかけてもらえたり、そんな利用者様とお別れの時がやってきました。とても悲しく他の仕事も手に付かず、ずっと側で見守っていてあげたいと思いました。今までのことを思い出しながら、感謝の言葉を申し上げました。